
設置イメージ
石川県輪島市の曽々木地区自治会は、「阪神淡路大震災1.17希望の灯り(HANDS)」の活動の趣旨に賛同し、輪島市曽々木海岸「窓岩ポケットパーク」内に能登「希望の灯り」を設置する。神戸の「希望の灯り」を分灯し、HANDSのメンバーによって運ばれてきた灯りをもって2月1日(日)に点灯式を行う。
神戸から能登へ。被災地の思いを繋ぐともしび
神戸「1.17希望の灯り」は、阪神淡路大震災で失われた命と、培われた人と人とのつながりを語り継ぐため、震災から5年目の2000年1月17日に作られた。兵庫県内の被災10市10町と全国から寄せられた種火を一つにしたガス灯で、神戸市中央区にある東遊園地内の「阪神淡路大震災・慰霊と復興のモニュメント」敷地内で、昼夜を問わず周囲を照らしている。
その後、台湾や東北、新潟にも設置され、被災地の思いを繋いできた。能登での設置は12か所目となる。「阪神淡路大震災1.17希望の灯り」は、神⼾で毎年行われる「1.17のつどい」の運営や被災地での「希望の灯り」設置に尽⼒してきた。
地震で崩壊した窓岩の前に設置
能登「希望の灯り」設置の意図は、「令和6年1月1日の能登半島地震と9月21日の奥能登豪雨で無念の死を遂げた方々への追悼の灯りとしたい。」ということと、「地震と豪雨により大切な人を亡くしてしまった人、職や住む家を失い仮設住宅で暮らす人、やむを得ず能登を離れざるを得なくなった人。そんな厳しい状況のなかでも、諦めずに前を向き、希望を持って生きていくための『標(しるべ)』としたい。」の2つ。
そしてその思いを実現すべくガス灯の設置場所として選んだのは、曽々木海岸にある国の天然記念物であり能登のシンボルの一つである「窓岩」。「窓岩」は直径約2メートルの穴に夕日が収まる絶景スポットだったが、地震で崩壊。地元では昔から信仰の対象であった「窓岩」の前に、能登「希望の灯り」を設置することで希望をつないでいきたいと考えているという。
さまざまな人の協力で生まれた能登「希望の灯り」
能登「希望の灯り」は、デザイン自体も「窓岩」をイメージしている。デザインは大阪電気通信大学の北澤誠男研究室の研究生たちがボランティアで行った。石川県小松市にある森造形センターは、火を扱う造形物でありさまざまな制約があるなか、堅牢なガス灯を設計した。
点灯式当日は、輪島市の坂口茂市長、曽々木地区自治会の刀祢聡会長の立会いのもと、ガス灯の点灯を行う。震災後ボランティアにも訪れた大学生たちが、神戸市三宮にある「希望の灯り」から分灯した「灯り」を持ってくる。
なお、今後の復興支援(維持管理費)として寄付も受け付けている。
窓岩ポケットパークを訪れた際は、被災地に希望を繋ぐ12か所目の「希望の灯り」に立ち寄ってみては。
◼︎能登「希望の灯り」点灯式
日時:2月1日(日)15時〜点灯式、15時半〜点灯予定 ※雨天決行
場所:石川県輪島市曽々木 窓岩ポケットパーク
住所:石川県輪島市町野町曽々木
阪神淡路大震災1.17希望の灯りHP:https://117kibounoakari.jp
(suzuki)